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掲載日:2017-07-14 BUSINESS 上場企業の女性役員比率は3.3%、女性役員ゼロが7割

  •  東京商工リサーチが10日に発表した「2017年3月期決算の上場企業2430社の女性役員比率調査」結果によると、上場企業2430社の女性役員比率は3.3%で、女性役員比率が一人もいない企業が1682社(構成比69.2%)と約7割を占めたことが分かった。以下、「5.0%以上10.0%未満」が構成比15.7%、「10.0%以上15.0%未満」が9.8%、「15.0%以上20.0%未満」が2.1%、「4.0%以上5.0%未満」が0.9%と続く。

     「1.0%未満」の1682社は女性役員がゼロで、「50.0%以上と40.0%以上」は各1社、「25.0%以上30.0%未満」でも9社にすぎず、上場企業でも女性の役員登用は進んでいないことがわかった。また、業種別の女性役員比率は、最高が「サービス業」の5.29%。次いで、「小売業」の5.21%、「金融・保険業」の5.20%、「電気・ガス業」の5.0%、「不動産業」の4.2%と続く。「サービス業」の役員総数は2043人で、このうち女性役員は108人。

     女性役員ゼロの企業の構成比が最も高かったのは、「建設業」で81.7%(112社)。全業種で唯一、8割を超え、女性役員比率は1.6%と全業種で最低。次いで、「製造業」の74.8%、「卸売業」の72.2%、「運輸・情報通信業」の68.0%、不動産業60.7%と続く。一方、女性役員がゼロの構成比が最も低かったのは、「電気・ガス業」の35.0%で、公共的な存在意義を備えているだけに、女性目線での業務も役員登用を促しているとみられる。

     業種別の女性役員の構成比をみると、最高が「保険業」の12.4%だった。保険業11社の役員総数169人のうち、女性役員は21人となっている。以下、「石油・石炭製品」5.77%、「医薬品」5.74%、「空運業」5.3%、「サービス業」5.2%と続く。一方、最低は「鉄鋼」の1.5%だった。重厚長大産業は男性優位が動かず、女性の雇用も多い保険業は女性役員の登用が進んでいる。

     女性役員がゼロの企業の構成比は、最高が「ゴム製品」の85.7%(12社)。次いで、「電気機器」の82.0%(165社)、「建設業」の81.7%(112社)、「金属製品」の81.5%(53社)、「鉄鋼」の81.4%(35社)と80%台が続く。女性役員ゼロの企業の構成比80.0%以上は6業種あった。一方、女性役員比率トップの「保険業」は、女性役員ゼロの企業は18.1%(2社)にとどまり、最も低かった。

     同調査結果は↓
    http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20170710_07.html


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