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掲載日:2019-06-05

「労働保険」の年度更新を分かりやすく解説!2019年度の申告納付期限は?

今年も「年度更新」の時期が近づいてきました。労働保険の適用を受ける会社であれば、毎年のこと。しかしながら、年に一度の手続きのため、いざ着手してみると「あれ?」と思う場面も多いのではないでしょうか?2019年度の年度更新期間は、6月3日~7月10日です。さっそく準備を始めていきましょう!

【労働保険料の支払いは、年に一度の「年度更新」で】

事業主の中には、「社会保険料は毎月支払っているけれど、労働保険料ってそういえばどうやって支払っているんだっけ?」とおっしゃる方も少なくありません。そういった方には、今一度「年度更新」について基本的な概要を把握していただく必要があると思います。

「年度更新」とは、年に一度行われる「労働保険料の申告・納付」のための手続きを指します。具体的に、どのような処理を行うかといえば「前年度に概算払いしていた保険料の清算」と「今年度の保険料の概算払い」の2点に関わる申告・納付です。

また、労働保険の「保険年度」は、毎年4月1日から翌年3月31日までの1年間とされます。例えば、2019年度の労働保険「年度更新」では、下記2つの作業をすることになります。

●2018年4月1日から2019年3月31日までの労働保険料を確定し、2018年度の年度更新で概算払いした保険料との差額を清算
●2019年4月1日から2020年3月31日までの労働保険料の概算払い

【ここをおさえればOK!労働保険「年度更新」の流れ】

年度更新の具体的な流れは、おおむね以下の通りです。

<ステップ1>
2018年4月1日から2019年3月31日までに使用した全ての労働者に支払われた賃金(2019年3月31日までに支払いが確定しているが、実際の支払いは同年4月1日以降になる場合も含む)の総額の算出

<ステップ2>
2019年4月1日から2020年3月31日までの全労働者への見込賃金総額の検討
※ただし、見込額が前年度と比較して1/2以上2倍以下の場合、前年度確定賃金総額と同額を概算賃金総額の見込み額とする

<ステップ3>
申告書を作成し、期限内に申告・納付を済ませる

「年度更新」を行う上で特に注意をすべきなのは、上記<ステップ1>です。それぞれ、対象となる「人」や「賃金」を正しく計算に含められているかがポイントとなります。この点については、「年度更新パンフレット」にチェックポイントがありますので、確認しながら進めることができます。

参考:厚生労働省「申告書作成のチェックポイント」
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/hoken/2019/dl/keizoku-23.pdf

また、申告書の作成には「年度更新申告書計算支援ツール」の活用が便利です。画面上で作成した内容を、申告書に転記するだけとなっています。ただし、この支援ツールで作成した申告書の完成イメージは、印刷して提出することができませんのでご注意ください。

参考:厚生労働省「年度更新申告書計算支援ツール(各Excel)」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/roudouhoken01/yousiki.html

その他の点については、2019年度労働保険の年度更新パンフレットをご参照ください。

参考:厚生労働省「平成31年度事業主の皆様へ(継続事業用)労働保険年度更新申告書の書き方」
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/hoken/2019/keizoku.html

年に一度の労働保険「年度更新」。複雑なように感じられますが、ポイントをおさえれば難しいものではありません。今のうちから準備を進め、早い段階で提出できるようにしましょう!

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